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98. 幼い頃の夢 【就活おみくじ】

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 中島みゆきの「最後の女神」はニュース番組のエンディングテーマに使われていました。その歌詞を読んでとてもいいなと思ったのが「幼いころに見た夢を思い出してみないか?」です。転職の安定性が高いのは直前までしていた仕事(一番最後に見た夢)ですが、それが難しい場合にはどうするのが良いでしょうか?昔好きだった事を仕事にするなんてそう簡単にはいかない、と誰でも思うでしょう。でも少しだけ観点を変えることで昔よくやっていたことと新しい仕事とを結びつけることはできます。就活でお勧めしているのは過去の仕事の棚卸しですが、おおくくりな職種単位ではなく、細かな作業単位のレベルで行う、或いはもっと昔に遡って好きだったことを思い出すと意外な発見があるはずです。
 先日参加したキャリアカウンセラー仲間の読書会で楠木新氏の「定年準備」が取り上げられました。誰でもやがて定年を迎えますから定年は働く全ての人の重大な関心事です。大企業から中小企業まで殆どの企業が定年を設定しています。ネットで調べてみたところ国によって定年制は異なっているようでした。欧州ではフランスとドイツは日本と同じ65歳ですが英国では2010年に法律が改正され定年制が禁止になりました。アメリカやオーストラリアでも定年制を禁じています。日本の定年制が65歳になったのはつい最近の2013年です。それも2025年までに義務化する条件付きで現状ではほとんどの会社が60歳定年は変えずに65歳までは再雇用するとしています。実は60歳定年もそれほど古い話ではなく1994年からのことでそれ以前は55歳でした。
 定年制の引き上げの背景には平均寿命の急速な伸長があります。会社としては長く居続けられると生産性が落ちるので本音としては早く退職して貰いたい、でも法律で決まっているからできない。そこで時々行われるのが早期退職制度です。
 
 定年にしろ早期退職にしろいずれは会社を去る時がきます。一方で人生100年時代と言われるようになってきていますから定年後にセカンドキャリアを探す必要がでてきます。セカンドキャリアに何を選ぶか、は悩ましい問題です。理想的にはこれまでと同じ内容の仕事を別の場所で同程度の収入で続けることがベストですが、シニアの労働市場は残念ながらニーズとサプライのアンマッチが顕著です。 
 私は早期退職を余儀なくされ、求職活動中に将来像が全く描けずに落ち込んだ時期がありました。約半年間、前職の延長で就活をしましたが全くうまくいきませんでした。それがちょっとしたことがきっかけでキャリアカウンセラーとなり今に至っています。自分がカウンセラーに向いているかも知れない、と思ったのは小学生の頃の記憶が根拠でした。同じクラスに転校生が入ってくると自分から話しかけることが多かった事を思い出しました。見知らぬ人に対する好奇心が強かったのでしょう。こじつけっぽく聞こえるかも知れませんが、知らない人への好奇心(幼い頃に見た夢)と現在の仕事に繋がりを感じています。 

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97. 変わらなくちゃいけねぇのは、お前のほうでねえの? 【就活おみくじ】

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 世の中で一番わからないのは自分自身のことだと言われます。自分とは何だろう、と考えすぎてしまう人は「自分探し」を始めます。自分が他の人とは違う何者かであること、それをアイデンティティと言います。一生を通じて変わらない、自分らしさとでもいうものです。誰もが自分のアイデンティティを大切にしています。(自分の事が嫌いだ、と言っている人も本当は自分を大切にしたいと思っているはずです)そのアイデンティティ、「自己同一性」が自分を生きづらくすることが時にはあります。世の中が変わる、住む場所が変わる、或いは職場が変わることで自分の生き方や考え方が摩擦を起こすことがあります。同じ会社に勤めていても勤務場所が変わったり、担当顧客が変わったりするだけで、それまでのやり方が通用しなくなることはけっこうあります。或いは上司が変わることでストレスが高まることも。

 2013年のNHKのテレビドラマ「あまちゃん」の主人公、アキの母親は娘を連れて24年振りに故郷へ帰ってきます。北三陸は春子に言わせれば何もない町です。田舎町だからすぐに噂が立つし人間関係が濃すぎて息苦しい。春子は戻ってきたものの落ち着ける場所がなくてパチンコ屋に入り浸り、母との仲直りもできず毎日毒を吐いています。でも娘のアキは自然が一杯あってあれこれとお節介をする人達がいるこの場所が大好きになります。東京では地味で暗くて存在感のなかったアキが新しい場所で周りに溶け込もうとしています。祖母・夏の素潜りを見て「私も海女さんやりたい!」とチャレンジします。そんなアキを見て夏は春子(自分の娘)に言います。「アキは今、自分で変わろうとしてっど。・・・変わらなくちゃいけねぇのは、むしろ春子、お前のほうでねえの?」

 東京に戻るか、このまま北三陸にとどまるかを迷っていた春子。実は東京にいる夫とは別れるつもりでいました。戻るに戻れない。その迷いを見抜いて放たれたのが夏の言葉です。
 アイデンティティとは「自分らしさ」ですから自分を変えようとしないのが普通です。だから人は相手に文句をいったり、命令やお願いをしたりして相手を変えよう、自分に従わせようとします。自分は正しいのだから変わる必要はない、変わるのは相手の方。誰もがみなそう考えようとします。何故ならこれまで作り上げてきた「自分」を変えるのはとても辛いから。しかも非常に多くのエネルギーが必要です。それに相手が変わらないのに自分の方が変わるのは負けたみたいで何だか悔しい、ということもあるでしょう。
 
 仏教の禅宗のある逸話を紹介します。昔、白隠という高名の禅僧がいました。その地方では誰からも尊敬されていました。ある時白隠が住んでいた村の若い娘が子供を産みます。子供の父親は誰だと親から詰問され娘は白隠だと言います。娘の父親は白隠の庵に踏み込んで「この好色な和尚め、お前の子供なのだからお前が育てろ」と言って赤ん坊を押しつけました。白隠は「ああ、そうか」と言って子供を受け取り、近所の女性にもらい乳をしながら育てました。ところがしばらくして娘の父親が青ざめてやってきて、「実は娘が嘘をついていたことがわかった。大変申し訳なかった、赤ん坊を返して欲しい」と言いました。すると白隠は「ああ、そうか」と言って子供を返してやりました。
 私の解釈ですが、誰が父親かなどこの赤ん坊の命と比べれば全然大したことではない、と白隠さんは考えたのではないでしょうか。ここまで自分を抑える(変える)のはそれこそ聖人でなければ無理だとしても、自己主張をしずぎずに大切な事を見失わない心、時には無理難題を言われたと感じても柔軟に対応できる心を持っていたいものです。

96. 負けた時のごど考えでるぐれなら最初から行ぐな!【就活おみくじ】

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 面接に行く前から、或いは応募書類を送る前から「採用される気がしないんですが、一応応募してみます」などと弱気の発言をする方が時々います。残念ながらそういう予想はあたります。だったら何故ハードルの高い会社を選ぶの?と聞いてみたくなります。就職は宝くじではありません。運よく入社できても予想外に厳しい研修やOJTでギブアップしてしまうかもしれません。或いは試用期間(3か月の設定が多いようです)の間に「君、やっぱり辞めてくれ」と言われる人もいます。自分にとって無理目の会社に入ったらかなり頑張ってついていく必要があります。やる以上は全力で挑む、結果で出るまで気を緩めない、それが勝ち残る秘訣です。
 
 2013年のNHKのテレビドラマ「あまちゃん」の名脇役、夏ばっぱ(主人公の祖母)は、娘の春子に「東京へ行かせてください」とお願いされます。十週勝ち抜くと音楽事務所からデビューできる、という歌番組に出るためです。勝ち抜き、ということは毎週東京にいくのか、と夏は尋ねます。謙遜なのか弱気なのか春子は「一週か二週は勝ちたいけど十週なんて無理」と答えます。それを聞いた夏は「本気だと思ってマジメに聞いてりゃ、なに?十週なんてムリだ?」と怒り出し「だったら行ぐな」と反対します。母親のすごい剣幕に春子は恐れをなします。
 なぜ夏ばっぱはそんなに怒ったのでしょう?歌手になりたいと言う娘がどれくらい本気なのかを母は知りたかったのです。番組は十週勝ち抜かなければ歌手デビューできない、がルールです。「絶対になってやる」位の覚悟があるのかと思っていたら意外と弱気だったので、ここは親としてびしっと言わねばならない、そう感じたのでしょう。その後この母子にはもう一つの騒動が起きますが春子は結果として家出して東京に行きます。「勝で。負けた時のごど考えでるぐれなら最初から行ぐな!」という夏の言葉が背中を押したのでしょう。

 就活であなたが「いいな」と思った会社はきっと他の人も同じ様にいいなと思っているはずです。就活ではスポーツとは違い競争相手は目には見えませんが、良い条件の求人にはライバルはきっといます。応募する以上は採用されなければ意味がありません。自分の本気度を会社にアピールしなくてはなりません。覚悟しないでぼーっと就活していると「不採用になった時のごど考えでるぐれなら最初から応募するな!」と夏ばっぱに叱られてしまいますよ。

95. 好ぎなら頑張んなくても、自然にうまぐなれる 【就活おみくじ】

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 就職面接でよく出る質問に志望動機や自分の長所短所があります。志望動機は頭で考えたことを思い出しながら言うのではなく、自然にそして思い(感情)を乗せて伝えて下さい。「休日はどんな過ごし方を?」と聞かれることもあります。「ぐったりして寝ています」と答える人はいないと思いますが、あなたはどんな返事をしますか?家事や家族のために休日の時間を使う人もいるでしょう。誰かのために時間を使える人は素敵です。自分の好きなことをして過ごす人も多いでしょう。好きなことをしているともっと上手くなりたい、コレクションならもっと多く集めたい気持ちになります。「もっと」が楽しいからたちまち時間が過ぎてしまいます。

 2013年のNHKのテレビドラマ「あまちゃん」の主人公アキは一年上の先輩に恋をします。先輩のいる潜水学科(南部もぐり)に移ってまで追いかけますが、先輩には他に好きな人がいました。そうとは知らずアキは先輩との初デートに舞い上がってしまいます。先輩が「頑張ればいいってもんじゃねぇ」とアキの片思いを止めようとしますが、アキは全く違う解釈をします。
 「海女だって、南部もぐりだって、歌だって、好ぎなら頑張んなくても、自然にうまぐなれるもんね、ていうが、好きなら頑張るの、当たり前ですもんね」
 アキの初恋は実りませんでしたがこれは名言と思います。「好きだ」という思いが初めにあってその好きなことを続ける、結果として上手になる、ということです。好きなら頑張るのが当たり前、ということです。

 自分には何も好きなものがない、とあなたは思っていますか?あなたが24時間、とか7日間、とか一か月の間にどんなことに時間を多く使っているかを考えてみて下さい。その分量の多さがあなたの「好き」なことではないでしょうか?でも「好きで子育て(或は食事の支度とか洗濯とか?)やってるわけじゃない」と言う声も聞こえてきそうです。そういう場合はその中でよりていねいに、又は慎重に、時間をかけていることが好きなことと考えてもいいのではないでしょうか?お料理であれば、いかに食材を使い切るかを色々考える、とか食の安全を考えて産地や成分表を必ずチェックするとか。お料理を毎日続けていれば素晴らしい知識の集約をしていると思えます。或いは今度の休日に子供をどこへ連れて行こうかとネットで調べ、立ち寄り先やルートを考えることは面倒でも計画する楽しさがあるのでは?お出かけなんて行き当たりばったりでいい、と考える人は行った場所や行く途中での偶然の出会いを楽しめる人かもしれません。 
 「忙しい、忙しい」と口で言っているわりにはにそれほど楽しそうに見えない人もいます。そういう人は「忙しい人」を演じたいだけで実は好きなことを見つけられずに困っているのかも知れません。好きなことを続けているうちにそれが副収入に繋がった、という話は時々聞きますがそれはとても稀なケースで、自分の趣味はアマチュアとして楽しむものと割り切った方が良さそうです。まさかお金になりそうな趣味はないかと考えてからそれを始めるという人もいないでしょうが。
 

94. プロじゃねえから、自分のためにしか出来ねぇ。 【就活おみくじ】

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 あなたの趣味は何ですか?その趣味はもしかして「プロ並み」などと褒められることがありますか?もしそうだとしたらプロとアマの違いって何でしょうか?
 「プロじゃねえから、自分のためにしか出来ねぇ。」は2013年のNHKのテレビドラマ「あまちゃん」の中の主人公アキのセリフです。高校二年生のアキは同級生のユイと二人でユニットを結成しお座敷列車で歌って踊り地元アイドルになりました。でも二人のアイドルへの思いはズレていました。アキはユイに引っ張られるようにして舞台に上がったのですがユイには東京でアイドルになるという夢がありました。ユイにとってはプロへの出発点でしたがアキにとっては「楽しかったけど仕事にできるとは思わねぇ」とユイに伝えます。

 ドラマのタイトル「あまちゃん」の「あま」にはアマチュアという意味も含まれているように思えます。「おら、ユイちゃんとは違う。潜りたくて潜ったり、歌いたくて歌ったり、それしかでぎねえ。」と言い、「プロじゃねえから、自分のためにしか出来ねぇ」と言い切ります。アマチュアは自分の楽しみのために活動します。ランニングが趣味の人は「今日は雨だから走らない」と決めても構いません。楽器の演奏が趣味の人は「今日は体調不良だから練習しない」としても誰にも文句は言われません。(友人と約束したアンサンブルの練習であっても理由を説明すればわかってもらえるでしょう)

  私は以前合唱団に所属して有名なコンサートホールで歌うことを楽しみにしていました。入場料は頂くのですがチケットを自腹で買って売りさばくノルマもあります。演奏会が成功すれば友人から賛辞を貰えます。不出来だったとしても次回は舞台に立てない、ということはありません。酷な言い方をすればアマは自己満足できればそれでよいのです。ところがプロの場合は失敗すれば最悪の場合職を失ってしまいます。失敗した時の落ち込みはアマチュアの比ではないでしょう。
 プロとは何でしょう。プロは基本的に「人のために」活動する人です。殆どの場合は直接間接にその活動によってお金を受け取る人です。(プロが金銭目的でなく活動するのは、チャリティーなどの場合です。)そしてプロは、自分に厳しい人です。プロはどんな状況の時でも自分の実力を出し切れるようでなければならないし、失敗の言い訳は許されません。そのために絶えず新しい知識を蓄え自分の技を磨くために様々な工夫をする必要があります。自分に厳しい人はそうやって頑張っているうちにプロになります。

プロフィール
ようこそいらっしゃいました。 キャリアカウンセラーのマニーです。 このサイトでは主に「働くこと」について色々な観点から考えたいと思います。ご意見お待ちしています。

マニー

Author:マニー
今西穂高
埼玉県在住

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