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56. なぐさめの言葉が欲しい? 【就活おみくじ】

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 「私失敗しないので」というセリフが有名になったドラマがありました。現実には誰でも失敗します。その失敗をどう受け止めるかは人によって大きく異なります。イソップ寓話「きつねとぶどう」はご存知と思いますが、ぶどうを取れなかったきつねはなんと言ったでしょうか。「あのぶどうは酸っぱい」でしたね。何度も飛び上がってぶどうを手に入れようとしますが、失敗に終わります。その時きつねは自分の能力(ジャンプ力)の低さを認めるのではなく、目的(ぶどう)の評価を引き下げました。あんなもの得る価値はない、気にするな、と自分をなぐさめたわけですね。
 あなたは失敗したらどんな気持ちになりますか?悔しい?悲しい?或いは辛い?嬉しいはずはないですよね。失敗して「悔しい」気持ちを持つのは良いことです。悔しさとともに「もしあの時〇〇していたら成功していたのでは」、などと振り返る、そして今度こそ成功するぞ、そうした熱い思いが次の行動へのエネルギー源になるでしょう。
 就活のWEBエントリー、書類選考、或いは最終面接で不採用となった時には「辛い」「悔しい」気持ちを心に強く刻んでください。人によっては「辛すぎるから考えないようにする」、「すぐに次の会社に応募して気に留めない」という作戦を取る人もいると思いますが、辛さをしっかりと受け止めることは大切です。
 お化け屋敷に入ってとても強く怖がる人がいます。なぜ怖がるかというと、目の前のお化け(もちろん作り物です)を殆ど見ないからだと私は思います。自分の恐怖心が恐怖をさらに増大させていきます。怖さをこらえてお化けを見つづける、じっと見ることで怖さは薄れていきます。相手の正体をきちんと見ないから怖くなるのです。
 「きつねとぶどう」についての余談ですが動物の行動実験によるとエサを手に入れようと挑戦する回数の比較では猫よりも犬の方が多い、つまり努力家なのだそうです。
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16 ひよっこのキャリア&ライフ 第十六週 アイアイ傘とノック



 キャリアカウンセラーの観点でNHKの朝ドラ「ひよっこ」についてブログを書いています。先週は「働く人」の観点での気づきは見当たらなかったので再び「あまちゃん」と「ひよっこ」の比較をしてみます。
先週のあらすじはこちら。
http://www.nhk.or.jp/hiyokko/story/16/

 先週は「タイトルの同意性」と「二つの舞台(故郷と東京)」についてでした。今回は「訛り」、「味覚の記憶」、「寮生活」について書きます。番号は先週からの続き3番からです。

3). 訛り
 「あまちゃん」も「ひよっこ」も主人公が方言を話し、それがドラマに心地よいぬくもりを与えています。みね子は奥茨城村の出身で、東京に来ても言葉のなまりが抜けません。一方アキは東京の世田谷育ちですが、すぐ地元に溶け込んで北三陸の方言を使い始めます。友人のユイよりも訛ってしまい、東京に再び戻っても訛ったままです。スカウトマンの水口は可愛い方(ユイ)じゃなくて訛ってる方、と言ってアキを事務所で紹介します。でも訛りは朝ドラの要素として昔から大切にされてきました。方言には豊かに感情を織り込める不思議な力があるからです。いわば地元愛です。因みにアキがメンバーとなるアイドルグループの名前も地元(ジモト)をもじったGMTです。

4). 味覚の記憶
 「ひよっこ」と「あまちゃん」のどちらも主人公が美味しいものを食べてテンションが上がります。みね子はビーフコロッケを赤坂で食べて「うめぇ!」、アキは袖ヶ浜でウニを食べて「うまっ!」と喜びます。(その後訛って「うめぇ」に変わります。因みにアキにウニを勧めたのが宮本信子さん扮する夏ばっぱ、みね子がビーフコロッケを食べたるのを見ていた鈴ふり亭の鈴子役も同じ宮本信子さん!です。)みね子は父親の実の東京みやげのカツサンドを生まれて初めて食べ、上京してからは鈴ふり亭で毎月一つずつ洋食を味わう事を楽しみにしていました。一方でアキの方は東京でウニを食べて急に北三陸が恋しくなりお正月に里帰り、という場面もありました。二人とも味覚の記憶を大切にしています。

5). 下町と寮生活
 東京にやって来て初めての住まいがみね子も「あまちゃん」のアキも女子寮だったという点も共通しています。しかも寮の仲間の人数も全く同じで5人です。「ひよっこ」では助川時子、秋葉幸子、夏井優子、青天目澄子、兼平豊子。「あまちゃん」では入間しおり、遠藤真奈、喜屋武エレン、小野寺薫子そして宮下アユミです。
 ふとん(ひよっこ)と二段ベッド(あまちゃん)の違いはありますが、狭苦しい場所に集まって6人で共同生活をする点も、それぞれの地元の訛りが飛び交う点も同じです。また住所も「ひよっこ」は墨田区向島、「あまちゃん」は台東区谷中でお隣の区です。その間に東北への入り口である上野があり、二つの町は約5キロという近さです。
 ただし乙女寮では三食まかない付きでしたが「あまちゃん」では自炊でした。ここにはコンビニで食べ物を買える現代とコンビニのない時代との生活スタイルの違いを感じます。

15 ひよっこのキャリア&ライフ 第十五週 恋、しちゃったのよ

 キャリアカウンセラーの観点でNHKの朝ドラ「ひよっこ」についてブログを書いています。先週は住む場所をなくした時子を見て9年前の「年越し派遣村」を思い出しました。その他、これは「働くこと」の観点からそれますが同じ朝ドラの「あまちゃん」(もう四年前ですが)と「ひよっこ」の比較をしてみます。この二つ、よく似ています。
先週のあらすじはこちら。
http://www.nhk.or.jp/hiyokko/story/15/

 工場の閉鎖後、時子は喫茶店に再就職しました。住込みで働ける職場を探していたようです。住み込みはアパートを借りる必要がないのでお得感があります。同級生の三男も、またせっけん工場に転職した澄子も恐らく住込みです。1960年代は大企業も中小企業も社員寮や社宅を持っている会社が多く、丸ごと社員の面倒を見る家族的な配慮が基準になっていました。職住接近は会社にとって、また安い住居は働く人にとって大きなメリットがありました。
 働く人にとってはプライベートな生活の基盤にもなる社員寮や社宅ですが、9年前のリーマンショックでは大量の派遣社員が突然解雇されました。年末の日比谷公園に(みね子・時子・三男が遊びに行きましたね)年越し派遣村が作られ、マスコミは派遣社員の不安定さを強調しました。時子はしばらく劇場に寝泊まりしましたがその後キャバレー勤めの話も出るあたり、「転落」の言葉が思い浮かびます。みね子に頼れたのは幸いでした。

 ここからテーマを変えて「あまちゃん」と「ひよっこ」の物語を比べて述べてみます。約4か月進んだ「ひよっこ」ですが、多くの視聴者が「あまちゃん」との類似性に気づいておられると思います。「ひよっこ」は「あまちゃん」へのオマージュに思えます。
 似ている部分も多いですが、一方で大きな違いもあります。「あまちゃん」は仕事がどんどん変わってゆくヒロイン自身に焦点が当てられていますが「ひよっこ」はヒロインの個性を抑え気味にした群像劇です。「ひよっこ」はとても多くの登場人物によって構成され、一人ひとりが少しずつ色彩を持っています。言わば点描画です。約半世紀前の普通の人々による群像劇が現代日本にある大切なメッセージを伝えようとしています。どんなメッセージなのかはここではあえて書きませんがそれを読み取れるかどうかでこのドラマの楽しみ方は大きく違ってきます。
では比較してみます。色々ありますが今週は二つだけ挙げます。

1). タイトルの同意性
【類似点】
 「あまちゃん」と「ひよっこ」、どちらもひらがなだけのタイトルです。ただそれだけなら「まれ」、「ごちそうさん」、「ちゅらさん」など他の朝ドラもひらがなタイトルで同じです。ところがこの二つのタイトルは意味まで似ています。「あまちゃん」はアマチュアとか仕事の詰めが甘い、の意味。「ひよっこ」も仕事にまだ慣れてない、の意味で使われます。どちらも若いヒロインの様々な経験・成長が描かれる物語です。
【相違点】
  相違点はタイトルについては見当たりません。

2). 二つの舞台(故郷と東京)
【類似点】
 「あまちゃん」も「ひよっこ」も主人公の生まれ故郷と東京の二か所を舞台にして物語が展開します。ドラマの進行によって故郷と東京が交互に現れます。主人公の一番仲良しの同級生が東京に憧れるという点も似ています。「あまちゃん」ではユイが、「ひよっこ」では時子が東京に行きたいと願っています。二人の東京を目指す理由も似ています。ユイはアイドル、時子は女優です。
【相違点】
 「あまちゃん」では主人公アキは東京育ち、「ひよっこ」ではみね子は茨城県育ちなので出身地は都会と農村で正反対ですが実は「あまちゃん」では第二週ですぐに岩手県の高校に転校します。そのことによって二人とも地元への愛着を背負います。特に都会っ子のはずのアキは袖ヶ浜や北三陸をどんどん好きになり、母親(春子)が「私の嫌いなものばっかり好きにならないで!」と怒ったほどです。

また次週続きをアップします。

14 ひよっこのキャリア&ライフ 第十四週 俺は笑って生きてっとう!

キャリアカウンセラーの観点でNHKの朝ドラ「ひよっこ」についてブログを書いています。先週の放送でちょっと気になるシーンがありました。みね子のためにすずふり亭の仲間が定休日に働くことになりました。これって休日出勤?それともボランテイア?先週のあらすじはこちら。
http://www.nhk.or.jp/hiyokko/story/14/

 料理長の省吾がみね子の同窓会を鈴ふり亭で行う事を提案します。みね子を喜ばせたいという気持ち、そして元治と秀俊の料理人としての腕をもっとあげてやりたい思いからのアイデアでした。みね子は喜びますが元治は省吾の提案を迷惑そうに「断れ!」としかめっ面でみね子にジェスチャーしていました。秀俊の方はまだ見習いですからこの機会を活かしたい様子です。省吾の提案に「はい!」とみね子が答えた瞬間、元治は嫌だぁ~、という顔をします。現代の会社でこんなことが起きたら殆どの人は元治のような反応をするでしょうね。なにしろ休日に働いても給料がでる雰囲気ではなさそうでしたから。嫌そうな顔をした元治の方が労働法上はまっとうな反応なのですが、まあドラマの展開上はやむを得ないですよね。

 鈴ふり亭は日曜日のみが定休日ですから休みは一週間に一日だけ。日曜日に仕事をすれば翌週の日曜日まで働き続けるので13日間連続勤務となってしまいます。労働基準法上は直ちに法律違反というわけではありませんが、あらかじめ従業員との合意や調整が必要です。例えば月の前半はいつも忙しいが後半はゆとりがあるならば後半で多めに休日を設定すれば違法にはなりません。或いはお中元とお歳暮の時期は忙しいから2月と8月に休みを増やして、一年平均で週休二日にする、というのもありです。

 料理人や美容師など個人の技量が重視される職業では店を閉めた後先輩が指導することは今でもあります。この場合残業代は支払われないケースが多いようです。「修行」なのだから当然で先輩も無償で働いている(指導している)、という考え方です。
日本の伝統工芸のような職人の世界では昔からの労働慣習が根強く残っています。親方に弟子入りして色々学び、寝場所や食事まで用意される部屋住みの場合は特にプライベートと仕事の区別がつきにくくなります。会社の為にスキルアップをするのにただ働きをするのはおかしい、というのは正論ではあります。
 従業員が労基署に訴えたら会社は残業代の支払いを命じられる可能性は高いと思います。ただ、こういう職人の世界では一人前と認められれば「のれん分け」(独り立ち)して自分でビジネスできるようになります。立場の弱い「雇われている人」ではなくなり、一人親方とか個人事業主の立場になりますから労働法の適用範囲がぐっと狭まります。
 休日返上で技を磨いた見返りとして、品質のいいものができれば高い値段でも売れるようになります。値段も自分の好きなように決めていくらでも儲けることができます。(もちろんそう簡単にはいかない現実もありますが)

 NHKの「プロフェッショナル」という番組を見ているとそうしたプロの仕事ぶりが紹介されますが、寝る時と食べている時以外は仕事について常に考え続けている、みたいな人が多数出てきます。さて皆さんはどんな働き方が自分らしい働き方だと考えますか?


13 ひよっこのキャリア&ライフ 第十三週 ビートルズがやって来る

キャリアカウンセラーの観点でNHKの朝ドラ「ひよっこ」についてブログを書いています。先週も「働くこと」についての気づきがあまり得られなかったので主に第十一週の展開を中心に続きを書きます。今週のキーワードは「職場の仲間」です。因みにビートルズの名曲に「A Hard Day’s Night」は「働くこと」をモチーフにしています。
先週のあらすじはこちら。
http://www.nhk.or.jp/hiyokko/story/13/


 ビートルズの名曲A Hard Day’s Nightの中に「僕は一日中働き続ける 君が買い物をするお金を稼ぐために」「犬のように働いたから丸太のように眠り続けよう」という歌詞が含まれています。仕事は嫌なもの、疲れるものという思いが伝わってきます。「君が家のことをなんでも仕切ってくれるから僕はほっとできるんだ」とも歌います。英国でも60年代は男性が働いて女性が家事をするという役割分担が普通だったように思えますね。


【みね子の仕事観】
 A Hard Day’s Nightの歌詞とは違ってみね子は働くことに対してとてもポジティブです。真面目で素直なみね子のセリフを幾つか上げてみます。

「働く場があって仲間がいるのは、なんと楽しいことだろう。」
 
 「働く場がある」ことへの感謝の気持ちをみね子は持っています。故郷にいた頃からみね子は「働くのが好きだよ」と言っていましたからみね子らしい言葉ですよね。ワークライフバランスと言う言葉がよく使われますが働きすぎに対する警告として用いられることが多いと感じます。例えば夫婦共働きの家庭で妻の負荷が夫よりも高いことを強調する場合、夫のワークライフバランスが悪い・・・というように用います。
 労働は苦役でしかなく代償として賃金を得る、みたいな労働観を持つ人もいますが、一日の三分の一以上の時間を費やす労働をネガティブに捉えることでどんなメリットがあるのだろうと、私は考えます。(勿論これも個人的な労働観に過ぎませんが。)

 そして「働く仲間がいる」こともみね子には楽しいことのようです。どこでも職場には上司や部下がいます。お互いに仕事を頼まれたり頼んだりを繰り返しますが、そこから色々なストレスが生じます。人によってストレス耐性には大きな差があり耐性の低い人は気疲れしやすく、できれば一人で黙々と作業したい、と思うかもしれません。モノづくりの仕事ならばある程度一人の作業も可能です。サービス系の仕事はコミュニケーションが苦手な人には辛い職場かもしれません。みね子は製造工場でもレストランでも仕事仲間とのやりとりを楽しんでいますから柔軟性があります。
 どちらのタイプにせよ同じ場所で一つの目的を持って働くことで仲間意識や共感が形成されます。みね子がお皿を割ってしまった時、鈴子が「すみませんね、騒がしくて」と客に謝っていました。初めて皿を割ってしまい固まってしまったみね子をさりげなく仕事の仲間がカバーしていました。休憩時間になって失敗でどっぷり落ち込んでいるみね子に周りが気にして声を掛けています。当たり前の、何でもないシーンのように見えますが、現代ではそれが自然に行われない労働環境になりつつある気がします。鈴ふり亭の温かい連帯感、仲間意識がみね子に「働く場があって仲間がいるのは、なんと楽しいことだろう。」と言わせているのでしょう。

 鈴ふり亭とは真逆の職場についてもこのドラマで触れていました。料理長の省吾が軍隊時代を思い出して語ります。

 「一番悲しかったのは、そのやられてた奴がな、自分たちより下が入ってきたらいちばん厳しくて・・・自分がやられたように下の奴を殴ったりしてたことだね。」

 自分のたまっていたストレスを弱い人にぶつけることで清算する。上の者が決してしてはならないことです。

55. 就活の基本ステップ 【就活おみくじ】

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1.自分でよく考える 2.人とよく相談する 3.自分で決める 4.行動する
 
 実はこの4つは就職活動だけでなく社会人の基本動作です。この4つがしっかりできるかどうかが社会人への第一歩です。社会人と学生、何が違うのでしょう?働いてお金を稼ぐこと?いいえ、学生もアルバイトをすればお金が貰えます。社会人と学生の最大の違いは「自立」です。学生のやるべきことは将来の「自立」に向かって長い年数をかけ準備してゆくことです。

 人は成長過程で自分で自分のことを行えるように変わっていきます。その積み重ねが「自立」、一人で生きることへの自信を形作ってゆきます。では何故「2.人とよく相談する」がここに含まれているのでしょう。「自分でよく考える・自分で決める」ことと矛盾しているようにも思えます。二つの理由があります。一つは意思決定に役立つ情報を集めるためです。情報を集める方法を身につけることはそのままよりよく生きるための手段を増やすことになります。情報の集め方が上手いか下手かで人生が変わると言ってもいいでしょう。

 二つ目は他者とのコミュニケーションをつうじて他人の気持ちや考え方を学ぶ、気づくためです。人との相談を面倒に感じて自分一人で決めようとする若い人は多いと思います。或いは 「何でも人に頼らずにできる」ことを誇りに思うあまり、人に頼ることは良くないこと、とか弱い人間のすることと考える人もいます。少ない情報で意思決定すると独りよがりになりがちなので業界についてよく知っている人や社会経験が豊富な人との相談は有効です。

 ただし、最終的に決めて行動するのは自分であることを忘れないで下さい。それともう一つ、人生の中の意思決定には正解が一つだけということは決してありません。むしろ「正解」などないと思ってください。

プロフィール
ようこそいらっしゃいました。 キャリアカウンセラーのマニーです。 このサイトでは主に「働くこと」について色々な観点から考えたいと思います。ご意見お待ちしています。

マニー

Author:マニー
今西穂高
埼玉県在住

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