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38. 雪の結晶 【就活おみくじ】

スライド38

 雪の結晶写真を見たことがありますか?結晶の成分はただの水です。そしてほんの小さな空中の塵、それだけです。それだけなのに複雑な幾何学模様ができあがります。まるで芸術家が作ったように美しい。「汗と努力の結晶」、のように結晶という言葉を比喩的に使うことがあります。そこには「洗練された」や「大切な」のニュアンスが含まれます。時間をかけて作り上げた、という意味も読み取れます。日本の武道や茶道では「型」を重視しますが、結晶と型には共通点を感じます。無駄な動作のない、機能美のようなものを。
 仕事の中でも長い間の努力によって結晶のような型ができあがります。職人の「技」も結晶と言っていいでしょう。自分らしい仕事のスタイルや型をなすものの核になっているものの一つにその人の価値観があります。「世の中は全て競争だ」、とか「人の心が一番大事」とか、或いは「子供のためならどんなことにも耐えられる」、とか価値観は人様々です。
 浦沢直樹の漫画「プルートウ」は手塚治虫の「鉄腕アトム」へのオマージュとして描かれた素晴らしい作品ですがその「プルートウ」で描かれるアトムの誕生秘話を読んでこれも「結晶の核」だと思いました。科学技術の粋を集めて政府が威信をかけてアトムを作ります。世界中の最先端の知識、あらゆる情報、人間的な良識、感情などを電子頭脳に入力します。そしてアトムを起動させようとしますが何故か目覚めません。設計通りに作ったはずなのに、何故なんだと科学者たちは頭を抱えます。そこへ謎の科学者(天馬博士)がやってきて自分に任せろ、と言って関係者を追い出します。そしてついに天馬博士の力によってアトムは目を覚まします。天馬博士はたいしたことはしていない、アトムの脳の中に「かたより」を作っただけだ、と説明します。「かたより」を核として知識、情報、感情がお互いに繋がりあって脳が活動を始めた、というお話です。
 キャリアカウンセリングの用語では「キャリアアンカー」と呼んでいます。「アンカー」とは船の錨(いかり)のことです。世の中に流されないために自分の位置を確保するための能力とか価値観のようなものです。自分は何を大事にして仕事をするのか、時には振返ってみるのも良いでしょう。

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ようこそいらっしゃいました。 キャリアカウンセラーのマニーです。 このサイトでは主に「働くこと」について色々な観点から考えたいと思います。ご意見お待ちしています。

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今西穂高
埼玉県在住

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