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ひよっこのキャリア&ライフ 第二週 泣くのはいやだ笑っちゃおう

キャリアカウンセラーの観点でNHKの朝ドラ「ひよっこ」についてブログを書きました。今週のキーワードは「シャイン(人物)」、「ライフ・ロール」、「お嫁さん」です。
 今週のあらすじはこちら。
http://www.nhk.or.jp/hiyokko/story/02/


  今週は家族の中の役割について考えてみます。物語が動き始めます。みね子の父親が失踪したため、母親が行方を求めて東京へ一泊で出かけました。母親のいない矢田部家で長女であるみね子は小さい妹と弟それに祖父の為に夕食を作ります。妹のちよ子も手伝います。祖父と弟は台所仕事をしません。男達がいても女の子達だけで食事を用意するのは1964年の日本では普通のことだったのでしょうか。

 1960年代はどちらかと言うと男女の役割が固定的でした。一つの家庭の中では男性が働いて女性は家事をするのが標準的な生活スタイルでした。現代は男女雇用機会均等法(1986年施行)によって採用や賃金で女性を差別してはならないと法律で決められています。人権や選挙権と同様に男女は対等に雇用されるべきとされています。法律を制定して理由は、女性は男性よりも弱い立場に置かれやすいという現実が根本にあったからです。現在は社会で働く女性の数は非常に多くなり相対的に専業主婦は少なくなっています。就業者数だけで見ると1964年と2012年では1.4倍の増加です。1960年代と比べて女性の活躍の場が産業社会に大きく広がりましたが、結婚して子供が生まれると育休で一時的に産業社会から離れざるを得ない人が多いのが現実です。
 時代の変化によって男女の役割も変化してゆきますが、個人レベルでも年齢が上がってゆくと役割は変化します。当たり前とも言えますが、それをキャリア&ライフの代表的研究者であるドナルド・スーパーは「ライフ・ロール」と名付けました。初めは子供として、次に学校へ行き学生となり、社会人として働き、歳を取ったら退職して年金で暮らすなど殆どの人が同様な段階を進んでゆきます。それを「ライフ・ステージ」と呼びました。そしてこの二つを組み合わせて自動車のスピードメーターのような半円形の図を描き、キャリア・レインボーと名付けました。ライフ・ロールは一度に一つの役割とは限らず、子供であると同時に親であり労働者でもある時期が長く続きます。そうなると24時間の中でどの役割にどれだけの時間を使うのかが大切になります。

 「ひよっこ」ではみね子は高校生であり、子供であり、一晩だけ親の役割(夕食づくり)を担います。妹のちよ子は鍋から小皿にスープをすくって味見をします。まるで母親のようなしぐさですが、それは普段から母親のすることを見ていた(観察)からできたのでしょう。これはモデリングと呼ばれています。
 この時代に「お嫁さん」というタイトルのテレビドラマがありました。ヒットした主題歌には「幼い日からあこがれた その名可愛いお嫁さん」、「あなたが好きだからお嫁に来たのよ」などの歌詞もありました。結婚前の女性は家庭に入るのを前提に事務員などをする一方料理教室や洋裁と言って洋服を自宅のミシンで作るやり方を学んでいました。別名「花嫁修業」と言われていました。今の時代とは異なり家事は「労働」と言ってもよい苦労の多い長時間の仕事でした。電子レンジや冷凍庫などのない時代です。この時代が女性にとって良くない時代だったのか、むしろ良い時代だったのかは人それぞれの価値観によりますから一概には言えないでしょうが今よりもシンプルな時代だったことは間違いないでしょう。
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ようこそいらっしゃいました。 キャリアカウンセラーのマニーです。 このサイトでは主に「働くこと」について色々な観点から考えたいと思います。ご意見お待ちしています。

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埼玉県在住

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