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14 ひよっこのキャリア&ライフ 第十四週 俺は笑って生きてっとう!

キャリアカウンセラーの観点でNHKの朝ドラ「ひよっこ」についてブログを書いています。先週の放送でちょっと気になるシーンがありました。みね子のためにすずふり亭の仲間が定休日に働くことになりました。これって休日出勤?それともボランテイア?先週のあらすじはこちら。
http://www.nhk.or.jp/hiyokko/story/14/

 料理長の省吾がみね子の同窓会を鈴ふり亭で行う事を提案します。みね子を喜ばせたいという気持ち、そして元治と秀俊の料理人としての腕をもっとあげてやりたい思いからのアイデアでした。みね子は喜びますが元治は省吾の提案を迷惑そうに「断れ!」としかめっ面でみね子にジェスチャーしていました。秀俊の方はまだ見習いですからこの機会を活かしたい様子です。省吾の提案に「はい!」とみね子が答えた瞬間、元治は嫌だぁ~、という顔をします。現代の会社でこんなことが起きたら殆どの人は元治のような反応をするでしょうね。なにしろ休日に働いても給料がでる雰囲気ではなさそうでしたから。嫌そうな顔をした元治の方が労働法上はまっとうな反応なのですが、まあドラマの展開上はやむを得ないですよね。

 鈴ふり亭は日曜日のみが定休日ですから休みは一週間に一日だけ。日曜日に仕事をすれば翌週の日曜日まで働き続けるので13日間連続勤務となってしまいます。労働基準法上は直ちに法律違反というわけではありませんが、あらかじめ従業員との合意や調整が必要です。例えば月の前半はいつも忙しいが後半はゆとりがあるならば後半で多めに休日を設定すれば違法にはなりません。或いはお中元とお歳暮の時期は忙しいから2月と8月に休みを増やして、一年平均で週休二日にする、というのもありです。

 料理人や美容師など個人の技量が重視される職業では店を閉めた後先輩が指導することは今でもあります。この場合残業代は支払われないケースが多いようです。「修行」なのだから当然で先輩も無償で働いている(指導している)、という考え方です。
日本の伝統工芸のような職人の世界では昔からの労働慣習が根強く残っています。親方に弟子入りして色々学び、寝場所や食事まで用意される部屋住みの場合は特にプライベートと仕事の区別がつきにくくなります。会社の為にスキルアップをするのにただ働きをするのはおかしい、というのは正論ではあります。
 従業員が労基署に訴えたら会社は残業代の支払いを命じられる可能性は高いと思います。ただ、こういう職人の世界では一人前と認められれば「のれん分け」(独り立ち)して自分でビジネスできるようになります。立場の弱い「雇われている人」ではなくなり、一人親方とか個人事業主の立場になりますから労働法の適用範囲がぐっと狭まります。
 休日返上で技を磨いた見返りとして、品質のいいものができれば高い値段でも売れるようになります。値段も自分の好きなように決めていくらでも儲けることができます。(もちろんそう簡単にはいかない現実もありますが)

 NHKの「プロフェッショナル」という番組を見ているとそうしたプロの仕事ぶりが紹介されますが、寝る時と食べている時以外は仕事について常に考え続けている、みたいな人が多数出てきます。さて皆さんはどんな働き方が自分らしい働き方だと考えますか?


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No title

プロの仕事ぶりを目指すか、目指さないか選べる時代になったのですね。一流になりたければ、修行すればなれる可能性が開かれます。華やかに能力を発揮する人たちがいる一方で、(地味に)単純作業に従事されている人たちもたくさんいらっしゃいます。私たちがコンビニでいつでもおにぎりを買えたり、ネットで購入した物を届けてもらえるのは、工場や物流の仕事をしている人たちのおかげです。便利な世の中になったのは、こうした裏方の人たちの仕事のおかげなのだとしみじみ感じる毎日です。

No title

深夜や土日にこそ働きたい、と思っている人は少ないと思います。一方でいつでも、すぐに欲しいと思っている人がいて、そうしたニーズに応えるために、やむを得ず働いている人は多いでしょうね。「足るを知る」を実践して自分のわがままを抑えることができれば、もう少し住みやすい世の中になるのではと思います。昔は日曜日休みのお店が結構多かった記憶があります。
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ようこそいらっしゃいました。 キャリアカウンセラーのマニーです。 このサイトでは主に「働くこと」について色々な観点から考えたいと思います。ご意見お待ちしています。

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Author:マニー
今西穂高
埼玉県在住

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