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17 ひよっこのキャリア&ライフ 第十七週 運命の人

 キャリアカウンセラーの観点でNHKの朝ドラ「ひよっこ」についてブログを書いています。先週は高子の結婚退職(女性のワークライフバランス問題)、みね子の仕事量増加と昇給(労働対価問題)がありましたが、それには触れず「あまちゃん」と「ひよっこ」の比較第三弾を書きます。
 番号は先週からの続きの6番からで「失踪」、「稼ぎ手の不在」、「大女優」について考察しました。すでにSNSやネット記事などでも複数の人から指摘されていますが、共通点の多さから「ひよっこ」には「あまちゃん」へのオマージュを強く感じます。

先週のあらすじはこちら。
http://www.nhk.or.jp/hiyokko/story/17/

6). 失踪
 「ひよっこ」では主人公の父(実)が東京で失踪(当時の言葉では蒸発)しました。一方「あまちゃん」では主人公の肉親ではなく親友ユイの母親(よしえ)が北三陸から失踪(アキが上野で目撃)しました。この二つの失踪はドラマの大きな転回点でした。「ひよっこ」ではみね子が家族の稼ぎ手として上京することとなり、「あまちゃん」ではあとから追いかけてくるはずのユイが父親の面倒を見るため上京を諦めアキ一人だけがアイドルを目指します。つまり一人で何とかしなくてはならない状況に追い込まれ、自立・成長へと向かうきっかけとなります。
 「あまちゃん」ではよしえは衝動的に(お財布一つだけ持って)家出し、「ひよっこ」では記憶喪失で所在不明になるので事情は異なりますが失踪の舞台が東京であること、物語の進行後に二人とも再登場している点でも共通しています。

7). 稼ぎ手の不在
 「ひよっこ」の家族は農業で生計をたて、「あまちゃん」では祖母の夏は海女つまり漁業に関わっていました。更にスナック兼喫茶店の店主でありウニ丼の生産者でもありますが、夫の忠兵衛は遠洋漁業の漁師です。主たる稼ぎ手は忠兵衛だと想像しますが、一年中漁船に乗っているので北三陸にはめったに帰ってきません。そして「ひよっこ」では実が東京に出稼ぎに行っていてやはり刈入れとお正月位しか戻りません。
 農業と漁業の違いはあっても地方では安定収入を得るために家族から離れて遠くで働く稼ぎ手(男性)がいるという点で共通しています。(アキの父親は東京でタクシー運転手をしているので違う、というご指摘もあるかとは思いますが。)こういう背景設定のため必然的にドラマは女性が活躍する物語となってゆきます。

8). 大女優
 数ある職業の中で最も華やかであこがれの対象となることの多い女優業。中でもトップクラスの大女優がドラマの展開上大きな役割を果たすのも「ひよっこ」と「あまちゃん」に共通しています。「ひよっこ」では菅野美穂さん演じる川本世津子、「あまちゃん」では薬師丸ひろ子さんによる鈴鹿ひろみが主人公と出会い、物語を急展開させます。
 大女優の登場の仕方も似ています。川本世津子は薬の看板で、鈴鹿ひろみは映画のポスターで、つまり写真で登場という点でも同じです。どこにでもいそうな無名の女の子(主人公)が大女優と対等に渡り合うためのしかけも考えられていて、「ひよっこ」では純朴で地道に働くウェイトレスで芸能界とは無縁、「あまちゃん」では感動した映画(潮騒のメモリー)の主演女優への敬意は持つものの天然キャラでため口で話しかけるアイドル見習いとなっています。
 因みに映画のポスターは「ひよっこ」でも小道具として使われていました。またオーディションの場面(時子が応募して審査員からコメントされる)も「あまちゃん」を思い出させます。

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ようこそいらっしゃいました。 キャリアカウンセラーのマニーです。 このサイトでは主に「働くこと」について色々な観点から考えたいと思います。ご意見お待ちしています。

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