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23 ひよっこのキャリア&ライフ 第二十三週 乙女たちに花束を

 キャリアカウンセラーの観点でNHKの朝ドラ「ひよっこ」についてブログを書いています。先週はみね子が大活躍でした。クールな早苗さんが「みね子、最近変わったね」と言うほどに周りに積極的に働きかけて次々に問題を解決していました。富さんと出かけたい鈴子に大丈夫です請け合い、その足でへそ曲がりな由香を連れてきてお店を手伝わせ、さらに世津子を張り込み中の取材陣から救い出してあかね荘に住まわせます。RIASEC職業分類のSタイプ(社会的)が全開!の感があります。Sタイプの特徴は「気働き」です。周りを見て助けが必要な人には自分から話しかけて支援します。

 今週はRIASEC(リアセック)分類の最後のタイプC(Conventional:慣習的領域)について書きます。これで全6タイプ出そろいました。

先週のあらすじはこちら。
http://www.nhk.or.jp/hiyokko/story/23/

 タイプC(Conventional:慣習的領域)の職業に就いている人が大切にする価値観は「ルール重視」や「繰返しや継続する力」と言えるでしょう。代表的な職種は会社の事務員や自治体の職員です。これに専門性が加わると経理職や法務部門で働く人で、その頂点は会計事務所の税理士や法律事務所の弁護士です。堅実な銀行員や精密なソフトウェアを作るプログラマーもこのタイプに入ります。このタイプCの真逆はタイプA(芸術的)です。タイプCが重視するルールを破ることで人目を引き、新しいものを創造します。
余談ですがデータ入力の仕事(タイプC)は今では非常に少なくなりました。以前はお客様が手書きした帳票を見て社員が手入力していました。今はスマホで会員登録や買い物をする人も多いと思いますが、お客としてお金を払った上にデータまでして会社に人件費の削減で貢献しているわけです。まあ、その分安い商品が手に入るから利得はあるわけですが。

 さて「ひよっこ」の中で自分の中に基準(ルール)があって、白黒はっきりともの言う人物(タイプC)と言えば、オフィスレディーの早苗です。会社での詳しい役割は不明ですが、言動からは経理事務か給与計算のようにルールに従って淡々と職務をこなすイメージがあります。もしかすると事務員の頂点と言える役員秘書なのかもしれません。
 あとは強いて言えば鈴ふり亭の高子さんですが、本来はみね子と同じホール係なのでタイプSのはずです。けれども高子さんの、おしぼりを淡々と丸める姿や新人みね子へのてきぱきした指導ぶりからはタイプCのように思えます。仕事において何をどうやるべきか、がしっかり頭に入っていてそれを滞りなく処理できる高子もタイプCでしょう。

ここで「ひよっこ」の登場人物をRIASECで整理してみます。

―タイプR(現実的):モノづくり系の仕事。「ヒト」よりも「モノ」への興味が強く、より良いモノを作る、或いは機械や道具を自在に使いこなすことに喜びを感じる人。

 タイプRの登場人物はとても多くいます。鈴ふり亭の料理人、省吾、元治、前田秀俊。向島電気の製造工員、みね子、時子、豊子、澄子、幸子。三男の実家のりんご農家、母親の角谷きよ、父親の政雄、長男の太郎。みね子の実家は稲作農家で、祖父の谷田部茂、父の実(東京での同じRタイプの建設業)、母の美代子。時子の実家も酪農兼業農家で助川正二、妻の君子、長男の豊作。バスの運転手。つまり前半の登場人物の殆どがタイプRでした。

―タイプI(研究的):知識や情報を大量に集めて法則性を見つけ出したり、実験でそれを証明したり、或いは新しい技術を考え出すことが好きな人。

 「ひよっこ」の登場人物としては慶応大学の学部生、島谷純一郎位かと思いますが、物語の後半では父の期待をになって後継ぎの経営者(タイプE)になってしまいました。180度反対の仕事なので頑張って欲しいものです。

―タイプA(芸術的):自分の感性を武器に様々な表現分野で仕事をする人達。

 タイプAの登場人物は女優の川田世津子、漫画家の坪内裕二と新田啓輔。それから農家ではあるけれど、タイプ的にはタイプAを思わせるみね子の伯父さん小祝宗男。そして実は全ての俳優さんが演じるドラマということで登場者全員がタイプAです。さらに脚本家の岡田惠和氏、音楽担当の宮川彬良氏、桑田佳祐氏なども。

―タイプS(社会的):「モノ」よりも「ヒト」への興味が強く、人に働きかけることが好きな人。悪く言えばおせっかい、よく言えば気働きができる人。

 タイプSの登場人物はヒロインのみね子(特にホール係となって人への関心が強くなり一番成長したと感じます)。乙女寮の舎監、愛子。米屋の娘、安部さおり、警察官の綿引正義。みね子の担任の田神先生、体育の木脇先生、化学の藤井先生、バスの車掌の益子次郎。みね子はタイプRの農家出身ですが、成長するにつれてタイプSへ変わっていきました。血液型とは違ってRIASECのタイプは経験によって別のタイプへ移っていくこともあります。

―タイプE(企業的):事業を立ち上げ、リーダーシップを取って経営することに関心が強い人。人に使われるよりも一国一城の主でいたい人。チェーン店の店長ではフォランチャイズのオーナーは該当しますが本社から出向する店長はやらされ感があるとタイプEから遠ざかります。

 タイプEの登場人物はバー「月時計」の店主の竹内邦子、柏木堂の柏木一郎、福翠楼の福田五郎と安江、米屋の安部善三それに島谷純一郎の父親で製薬会社の社長、島谷赳夫、石鹸工場の社長、女性だけの会社を目指している兼平豊子です。

―タイプC(慣習的):先ほど上に述べた通りです。

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ようこそいらっしゃいました。 キャリアカウンセラーのマニーです。 このサイトでは主に「働くこと」について色々な観点から考えたいと思います。ご意見お待ちしています。

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